Dungeons&Dragons Shadow Over Mystara


DUNGEONS&DRAGONS SHADOW OVER MYSTARA

発売年月 1996年
メーカー CAPCOM
プラットフォーム アーケード



TSR社のTRPG「Dungeons&Dragons」をCAPCOMがアーケードゲーム化した作品。
ゲーム内容は、RPGの要素を含んだ最大4人まで同時プレイが可能なベルトコンベアー型アクション。
ベルトコンベアー型アクションでピンとこない人は、有名作品である「ファイナルファイト」や「くにおくん」シリーズを連想するといい。

プレイヤーはまず最初にファイター、エルフ、クレリック、ドワーフ、マジックユーザー、シーフの6種類の職種からキャラを選ぶことになる。
実はこの職選びがとても重要なポイントである。
例えば、ファイターは通常攻撃力が高く体力も高いが魔法がまったく使えない。
マジックユーザーは通常攻撃力も体力も共に最低だが威力抜群の魔法が使えるなど、職によって道中の攻略法は大きく変わってくる。
難易度が低いキャラもいれば高いキャラもいるのだ(※1)。

道中の攻略は多少アドリブがあるものの、ほぼ完全パターン。
ボス戦などはパターンを知らないとかなりの苦戦を強いられる。
このゲームでおなじみのオイルハメ(※2)などは、そのもっともたる代表例である。
ほぼパターンということで、予想外の事故さえ起きなければ安定してクリアすることができる。
ただし、最初から最後まで通すと1時間10分くらいかかるので、結構尻が痛くなる(笑)

さて、このゲームの醍醐味は、なんと言っても自由度の高いプレイスタイルである。
例えば呪われた剣の封印を解いたり、ショップで売っているアイテムを一切購入しないなど、様々な遊び方ができるのである。
先のオイルハメを使わずに敢えて苦行の道を進んだり、クリア重視の安定プレイ、どう遊ぶかはプレイヤーの自由である。
また多人数同時プレイも見逃せない。
プレイヤーの数が増えれば増えるほど難易度は増す(※3)が、それに伴う仲間との連携や協力などはこのゲームならではの楽しみである。
やはり楽しみたいなら2人以上のプレイがオススメである。

発売からもう10年近いということもあり置いている店は少ないが、今でも人気のあるゲームなのでたまにリクエストコーナーなどがあるゲームセンターなんかではたまに見かける。
このページを見て興味をもたれた方がいたら、ぜひ一度プレイしてみて欲しい。
最初は難しすぎて「クソゲーか?」と思うだろうが、覚えれば覚えるほど味の出るゲームなので、ネットで攻略サイトなんかを見つけて覚えていけば、今でも十分楽しめる作品である。



※1---管理人的キャラ難易度ランキング
ファイター>マジックユーザー>クレリック>エルフ>ドワーフ>シーフ

※2---オイルハメ
まずオイル(火柱が上がるアイテム)を敵がダウンしている状態への追い討ちとして投げる。
このオイルが当たると敵は再びダウン状態になるので、さらに追い討ちとしてオイルを投げるという、敵を二度と起き上がらせないで倒す技である。
まさにハメ。

※3---例えば、2人以上でプレイすると最初のボスのゴブリン戦車がオイルを投げてくるようになる。
3-Bに進んだときのボスのマンスコーピオンが2体出てくる、など。






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